この記事では、
- 私が2人目の産後に育児がつらくて産後うつ状態になった経験談
- 回復して笑顔で育児ができるようになるまでにやったこと
をご紹介します。
命がけの出産を終えて可愛い赤ちゃんと会えた…幸せ…
でも、産まれた後の方が大変。
眠れないし、産後の体は回復してない。
育児がつらくて、毎日死にたい気持ちになる。
数ヶ月前まで、私はそんな状態でした。
今、私は笑顔で2人の娘と毎日楽しく過ごしています。
前向きな気持ちになるために試行錯誤してここまで来れました。
その経験談を紹介します。
1つでもやってみようかな、と思って、少しでも前向きな気持ちになってもらえたら幸いです。
- 育児がつらくてたまらない
- 幸せなはずなのに涙が出てくる
- こんな母親で子どもが可哀想だと思う
- いつまで育児がつらい状態が続くのか不安
Contents
私の経験談:育児がつらい…3ヶ月間、産後うつ状態でした
私は、上の子が2才3ヶ月の時に、2人目を出産しました。
そして、下の子が2〜4ヶ月の3ヶ月間、産後うつ状態になりました。
子どもたちを心の底から可愛いとは思っている。幸せも感じる。
でも、上の子がぐずるor下の子が泣くと、その瞬間に絶望感でいっぱいになりました。
幸せとつらさを行ったり来たりする、気持ちのジェットコースターについていけず、こんな日々がいつまで続くのかと不安でした。
毎日死にたいと思う
幸せを感じるのに、子どもが泣いた瞬間に「死にたい」と思いました。
子どもを乗せて車に乗っていると
「このまま崖から転落して死んでしまいたい」
「あ、でも子どもは道連れにしたくないな。一人で死のう」
「娘を”母親が自殺した子”にしてしまうのは嫌だな、事故がいい」
「あ、でもどちらにしても娘を”親が死んだ子”にしてしまう」
「夫や親も悲しむし迷惑をかける。私は生きてても死んでも迷惑かけるのか…」
こんな気持ちに支配されていました。
「こんなママでごめんね」と申し訳ない
なんでこんなに余裕がないんだろう。
こんな自分が嫌だし母親として自信がない。
こんな自分が母親だなんて娘に申し訳ない、と常に自分を責めていました。
“つらいと思うこと”に対する罪悪感
「ワンオペや親の助けがなかったり、あまり寝てくれない子だったり、もっと大変な人はたくさんいる。私は恵まれているんだから」
と自分を鼓舞しているつもりでしたが、
結果的に「恵まれている、だからつらいと思うなんていけないことだ」と”つらいと感じること”に対して罪悪感でいっぱいでした。
今なら思うこと:育児がつらいあなたへ、昔の自分へ
今ならこれらの精神状態が異常であったと思えますが、渦中にいるとそうは思えないんですよね。
回復した私が今つらい思いをしている方に言いたいこと。
もうあなたは十分頑張っています
だって人間を産んで、なおかつ育ててるんですよ!?死なせずに守れているんですよ??
もうそれだけですごい頑張ってるんですよー!!!!
だから大丈夫。
あなたはもう十分すぎるくらい頑張ってます。
あなたは悪くない!産後はホルモンバランスが崩れるんです
産後うつは、産後2~3週間から3か月の間に起こりやすいと言われています。
通常のうつ病と同じように、不安感が強くイライラしたり眠れなかったりという症状が出てきます。
産後うつは、長引くと1年くらい治らないこともあるようです。
産後うつの原因は、ホルモンバランスだけでなく慣れない育児のストレスや、母親としてのプレッシャーなどの影響もあると考えられています。(やさしくわかる 月齢別育児のきほん事典/鈴木洋 鈴木みゆき監修/西東社/2015年)
私の場合、病院へ行くことができないままだったので、「産後うつ病」だったかははっきりは分かりません。
ただ、確実に言えるのは産後はホルモンバランスが崩れるということ。
加えて、ほとんどの人が睡眠不足であり思考力を鈍らせます。
普段とは違う、自分を責めるような考え方をしてしまいがちです。
比べてもしょうがない!育児の難易度は人によって違いすぎる
当たり前ですが、人はそれぞれ環境が違います。
- 実家・義実家の協力の有無や程度
- 夫の育児への参加時間、考え方
- ママ本人のキャパシティ
- 育児の経験値
- 子どもの個体差 ←これは特に大きい
これら全てのパターンの組み合わせは無限大です。
そんなの一緒くたに比較する方が無理無理!!
あなたのつらさを本当に理解できるのはあなただけです。
誰と比較できるものでもありません。
今の気持ちを否定しないでいい
育児がつらい ≠ 子どもが可愛くない
育児がつらいと思う気持ちと子どもが可愛いと思う気持ちは別物です!
どちらかではなく、どちらも同時に存在している。
スキとキライと産後の私
(全3枚) pic.twitter.com/CHqXNNdIZ7
— オキ エイコ@書籍発売中 (@oki_soroe) July 5, 2019
私はこの「別次元のゲージ」にかなり共感しました。
「子供が可愛いゲージ」と「育児つらいゲージ」は別次元です!
今のプラスな気持ちもマイナスな気持ちも、どちらもあなたの中に同時に存在していて当たり前なものです。
産後うつから回復するまでに私がやったこと
うつ状態の3ヶ月のうち、2ヶ月はただつらいという考えでぐるぐるしていましたが、「このままではダメだ!」と思い、少しずつ自分がラクに慣れる方法を探していきました。
考え方を意識して変える
ホルモンのせいなんだと割り切って考えました。
「なんでこういう風に考えてしまうの???」といくら考えても、自分を責めても仕方がない。だってホルモンのせいだから!
じゃあ少しでもラクになるにはどうしたら良いんだろう??という方に考えをシフトしました。
家族に今の状況を伝える
夫に自分の今の気持ちを伝えました。
- 育児がとてもつらいこと
- これからどうしたらいいか一緒に考えて欲しいということ
自分では端から見てもやばい状態に見えるんだろうと思っていましたが、夫は寝耳に水だったらしく、「大変そうだなーイライラしてるなー」くらいに思ってたとのこと。
言わないと分からないんだと改めて思いました。
人に頼って、子供と離れる時間を作る
「自分ができてないのにお願いするなんて…私は仕事してないし…」
お願いして良いんです!育児という仕事を一生懸命してます!
無理をしてもし倒れたらそれこそ一番迷惑がかかってしまいます。
離れるのも最終的には子どもに笑顔で接するため。罪悪感を感じる必要はありません。
方法は色々あります。
- パパに夜泣き対応をお願いする(翌日お休みの日だけでも)
- 両親や義両親に来てもらう(遠くてもダメ元でお願い!)
- 市の一時預かりを利用する
- ベビーシッターを利用する
家事は最低限にする・時短家電を導入
家事は滞っても死にません。
これだけはやらないと気が済まないという自分のポイントだけ抑えて、あとは家電や家族に頼りました。
- 洗い物:溜まってても死なない!できる時だけやる
- 洗濯:洗濯乾燥機を購入。ボタンを押すだけ。気が向いたらたたむ
- 部屋の掃除:汚れてても死なない!ホコリは気になったら掃除機を夫に頼む
- 料理:ホットクック を購入。できる時だけ。無理だったら買ってきてもらう
- キッチンの掃除:これだけはやらないと自分が落ち込むので、綺麗にしてから寝る
Twitterでママアカウントを作る
Twitterのアカウントは持っていましたが、学生時代からの友人が多くて育児のことを呟くのは気が引け、弱音を吐くことがどうしてもできませんでした。
そこでママアカウントを作りました!
- 匿名でできるので弱音を吐きやすい
- 生まれ月でタグがあり、同じく月齢のママを見つけやすい(例:2019年1月生まれ→#2019jan_baby)
- 同じくらいの月齢のママたちと励ましあえる
- 夜中の授乳中でも呟ける(夜中でも同月齢ママたちは誰か起きてます!)
- 育児情報(離乳食、育児グッズなど)が集まりやすい
- 自分の好きな時にできる
- 気分転換になる
【ママアカウントの作り方】
普通のアカウント作成と一緒です!
- 使ってないメールアドレスを使用する(なければGmailを取得)
- Twitterでアカウントの新規作成
- 名前やプロフィールに子どもの生まれ月などを入れると同じくらいの月齢の人にフォローしてもらいやすい
授乳や睡眠を記録する
私はぴよろぐというアプリで授乳と睡眠の記録を取っていました。
- 見返すと「自分頑張っているな」と客観的に思える
- 子どもの成長を感じることができる(睡眠のリズム整ってきたなーとか)
- 夫に見せることで現実を知ってもらえる
これは今でも続けています。
育児マンガやブログを読む
育児関係の本を読みたかったんですが、私は産後に活字を読むことが無理でした。
頭に入ってこないし、文字を追っていると否定的な考えが支配してしまう時は、無理する必要ありません。
マンガやイラストなら頭に入ってきたので、Twitterで見かけた育児マンガやイラストをみることで気分転換をしていました。
おすすめ1【”ギブミー睡眠”のくりこさん】
ひなちゃん(2014年生まれ)とあおいちゃん(2018年12月生まれ)姉妹のお母さんです。ほのぼのしてて癒されますし、育児グッズなどの情報もよく発信されてます。
離乳食(初期)のまとめ記事ヽ(*・ω・)ノ 結構真面目に色々試してみました。0歳育児中のお母さんと共有出来たら嬉しいです。(twitterだけでも読み切れるように書いたけどブログにも詳しく書いてます)https://t.co/TWPow6y4o3 pic.twitter.com/8qFsW5Yny5
— くりこ(ギブミー睡眠) (@kurico_hn) June 30, 2019
おすすめ2【”抱っこだ立つんだ揺れるんだ”のチカ母さん】
チカちゃん(年中)とヒナくん(2019年3月生まれ)のお母さんです。思わずクスッと笑ってしまう日常を描かれています。
書けたー( ´ ▽ ` ) : 揺れてないと落ち着かない 抱っこだ立つんだ揺れるんだhttps://t.co/kW22Xg8gdz
— チカ母 (@Chika_mother) July 23, 2019
育児がつらいあなたへ(まとめ)
- もう十分頑張ってます!
- 全部ホルモンのせい!
- 人と比べてもしょうがない!
- 今の気持ちを否定しないでいい!
- 考え方を意識して変えてみる
- 家族に今の状況を伝える
- 人に頼って子供と離れる時間を作る
- 家事は最低限・時短家電の導入
- Twitterでママアカウントを作る
- 授乳や睡眠を記録する
- 育児マンガやブログを読む
今は少しでも休んでください。